保育士たちのマネジメント能力
先日の土曜日は娘の保育園で生活発表会なるものがありました。娘のクラスは劇ごっこで、
途中でお母さんのところへ行ってしまう子や、ただ立っているだけの子、全部しっかりできる子など様々でしたが
とりあえず皆「今は練習してきた劇を見せる場なんだ」という認識はしていて、
先生たちに促されながら、全体を流せていました。
それはほかの学年も一緒で、0歳さんですら音楽に合わせて手拍子を披露。
これってすごいことだなって思って。
子どもたちももちろん頑張ったのでしょうが、先生たちが。
一人ひとり個性はもちろん、同じ学年でも発達段階にムラがあるなかで
みんなで同じ歌や劇をやろう!って目的を与えて、練習して、励まして、失敗やいやいやがあっても、寄り添って肯定して、ずっと笑顔。
このスタンスでいけばどんなチームでもまとめられるのでは?
と彼女たちのマネジメント能力に感嘆しきりでした。
ちょうど読んでいた本
そこで、タイトルの『人望が集まる人の考え方』(レス・ギブソン著/弓場 隆訳)という本。アメリカで1956年に出版された本で、今年夏に初めて邦訳されたそう。
私は対人関係に全く自信がなく、大学に進学して一人暮らしを始めるときに
「このままの私でいったら一人っきりで部屋で死ぬかも」と大真面目に心配をして
お笑いのDVDを見たり(関西圏の大学だったので)、話し方のハウツー本を読んだり、笑顔の練習をしました。
書いてみるとばかばかしいですが、必死だったので。
で、なんとか大学に通い、友達もできつつ、就職もして。
その後結婚、出産、今に至ります。
来春から娘は幼稚園、つまり私は園ママ、園ママといえばママ友。
ママ友のコミュニティ=子どものコミュニティ!!!
ここ2、3年は毎日夫と娘に甘やかされながら過ごしてきた私ですが、
再び対人能力が問われるときがやってきたなと。
しかも今度は私だけの問題ではなく、娘の園生活にも関わるので手は抜けません。
そんな風に思っていたところ、夫がこの本をぽろりと買ってきてその辺に置いていたので早速読みました。
自尊心、自己肯定感を満たしてあげることが全て
『人望が集まる人の考え方』のキモは「相手の自尊心を満たしてあげるための行動をとること」につきます。つまり、前述の保育園の先生たちが子どもたちに向き合う姿勢そのもの。
褒め言葉をかける、相手をありのまま受け入れる、相手の長所を引き出す、自信と熱意をもって接する、小さな礼儀を忘れない、指示するときは感情的にならず冷静に、相手が必ずできると信じる、ポジティブな空気感、微笑みを忘れない、何気ない会話から始める、相手に質問して話させる、課題に当たるときは「◯◯ちゃんはどうしたらいいとおもう?」と知恵で参加させる…
列挙すればキリがありませんが、本当に子育てって人間力だなあ…と改めて実感させられました。
そして自分の自尊心も
なかでも私個人の課題だなと痛感したのは「自信が全ての魅力の根源」という部分でした。
つまり微笑んで、褒め言葉をかけても、卑屈じゃどうしようもないんですよね…
当たり前だし、頭ではわかっているのですが、
どうしても「私なんか…」って思ってしまっていて、自信がないんです。
だから今までの恋愛や仕事を振り返っても
自分の劣等感ばかりを見つめて相手の気持ちをないがしろにしたり、
熱意を持って相手にプレゼンできなかったり、
変に周りに歩調を合わせて能力を発揮できなかったりと
そこが私の最大のネックになってきました。
あと先日娘が私立幼稚園に合格したのですが、私ときたら自尊心が低すぎて
「もしかして全員合格したんじゃない?不合格者いないんじゃない?」
とずっと言っていて夫に呆れられました。
実際は4倍程度だったときいてやっと落ち着きましたが。
小学生のころからずっとそうなので、
多分生まれつきの性格や幼児期になにかひっかかりがあったのでしょうが、
もう大人になってしまったので自分でどうにかするしかない。
低い自尊心を抱えてこれからどうする?
話を聞いたり、相手をほめたりするのは結構好きなので、ブラッシュアップしつつそのままのスタンスを継続するとして、
いきなり自信をもつことは不可能なので、とりあえず形から入ることにしました。
1)自信を持っている風を装おう
・姿勢良くすたすた歩く・はっきり穏やかに話す
・自分の現状をポジティブにとらえる(文章にしてみるとけっこう効果的だった)
2)とりあえず常に微笑む
3)話した人はなるべく全員褒める(1日合計5回以上)
・できるだけ具体的に、行為について言及する
・娘はわりと常に褒めているのでカウントしない
夫には「これからもっと褒めるから私の自尊心のためにあなたももっと私を褒めてください」と伝えました。大真面目です。
夫も「わかった任せろ」と言ってくれて、こういうところが大好きです。あ、これ言えばよかったな。
…対人能力に不安のない人にとっては、なぜこんなことを?と思うかもしれませんが
この日記全編通して大真面目です。
とりあえず今日から頑張ってます。
低い自尊心を抱えながらもどうにか人生を乗り切ろう。
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