2017年2月26日日曜日

幼児用クレヨンについて

娘に絵を少しでも上手くなってもらいたいなーと思っています。

幼稚園の活動でスムーズに取り組んでもらいたいのもあるし、
絵が上手いと小学校中学年くらいまでなら「わーすごーい」となるし、
手指を自分の思い通りに使う訓練にもなるし、
何より綺麗に絵が描けると気持ちよさそう(私は小学生低学年レベルなので)

で、幼児期の代表的な画材といえばクレヨンですよね。
猫も杓子もクレヨンです。

しかし自分の幼児期を思い起こせば
折れやすいし
カスが出るし
手が汚くなるし
太いから思ったところに線が引けないし
「なんでこんなものを使わせるのか」とイライラした記憶しか有りません。

どんな文具メーカーの陰謀で子供達にクレヨンを押し付けているのだろうと思っていたのですが、
娘が幼児教室で絵を描くのにクレヨンが指定されており、
しょうがなくクレヨンと向かい合う日々を過ごしていました。



ある日、娘の絵の宿題をやるため、私がお手本を描いたのですが、
娘のペースに合わせてゆっくりゆっくり線を引き、
ゆっくりゆっくり塗りつぶしていたら
水色に塗りつぶした鳥の頭部(になる予定の丸)がやたら綺麗に見えたのです。
一部の隙もなく、水色に塗りつぶされた鳥の頭部(になる予定の丸)を見て気付きました。
クレヨンの極意は塗りつぶしにあり!と。



つまりクレヨンというのは油絵の具的な顔料で、
紙にしみこませるのではなく、紙に載せて描く画材なんですよね(多分)

ペンで同じところを何度も何度も塗っていたら色がどんどん紙に染み込み、
色が濃くなりそこだけどす黒くなり、最後には紙が破けます。

クーピーや色鉛筆だとクレヨンほどくっきりとは色が載りませんし、
仮に色をくっきりはっきり載せようとするとかなりの力が必要で、
紙が凹んでしまいます。
そして一度色を載せたうえに違う色を載せようとすると上手く発色しません。

しかしクレヨンなら幼児にありがちな「もう色を塗ったところを何度も塗ってしまうシンドローム」にかかっても色はずっと同じ。水色ならずっと水色。
そして載せて描くという性質上、他の画材に比べて混色しにくく、水色の上から茶色で目を書いてもくっきり発色する。

なので、幼児用クレヨンは「単純で大きめの形を塗りつぶしながら描くときに、くっきりはっきり色を発色して上手な絵に見せてくれるツール」ということなんですよね。

言葉にしてみれば当然のことなのですが、
私的にはすごい発見でした。

線で描く絵には向かないけど、面で描く絵には向いているということで、
ならばどんな絵を描けばクレヨンの特性を生かして年齢なりに上手に見せることができるのか、糸口をつかめた(気がした)

単純な形を組み合わせて塗りつぶし、大雑把に特徴をつかんだ絵。

これが幼児期のクレヨンの効果的な使い方ではないかと現在仮説を立てています。
塗りつぶしと単純な形というところがミソですよね。

一部の隙もなく塗ったクレヨンの絵はとても綺麗です。
私自身、クレヨン、クーピー、ペン、色鉛筆で同じ絵(単純な形の組み合わせ&混色なしの塗りつぶし)を描いてみました。
小学校低学年レベルの私の絵ならクレヨンが一番マシに見えた(ような気がした)

なので娘と絵を描くときも塗りつぶしを重視して進めているのですが、
そうすると紙が大きいと塗る作業が多くなってしまって辛い。
というわけでやや小さめの画用紙に描くようにしています。
最近娘も塗るのに慣れてきたので焦らずいこうかと。

クレヨンよりもクレパスの方が塗る作業が楽らしい(全く詳しくないので端折りますが成分的にそういう風にできているらしい)ので
新規購入を検討中です。






ちなみにこの考え方で行くと、ホワイトボードや黒板でのお絵描きも似たような感じですよね。
染み込まないし、あまり混色しない。
お絵描き用に大きめのホワイトボードも買ってあげるか。


とりあえずクレヨンについては以上です!!
今週のエウレカ案件でした。

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